室外機爆発防止・対策

ポンプダウン作業時、正しい作業工程を行わないと爆発事故に繋がってしまうケースがあります。

今回の記事は、基本的に同業者様に向けてのものとなりますが、専門の業者以外の方がエアコンの取り外しや修理をしようとして、誤って事故を引き起こしてしまうケースも多い事から、注意喚起という意味でも作成させていただきました。

ちなみにポンプダウンとはエアコンを取り外す際に必要な工程のひとつです。

あらゆる情報がネット上で調べる事が出来る今、エアコン取外し順序・ポンプダウンの方法などがすぐに出てきてしまいます。

しかし、正しい知識が無い中で作業をしてしまうと、最初にお話した通り思いもよらない事故となります。

そのような事態を引き起こさないために、エアコン工事、修理の際には信頼のできる業者に依頼しましょう。

普段からエアコン工事をされてる工事者様は改めて一読していただけると幸いです。

これだけ大きな物が爆発するとかなり危険

では具体的にどのようにして事故を誘発してしまうのでしょうか。

原因としては、室内機(エアコン本体)と室外機の間にある配管内、コンプレッサーに空気が混入してしまう事により、過度な高圧、高温状態となり爆発、破裂が引き起こされてしまいます。

事故の条件をまとめると、コンプレッサーが稼働している状態、空気の混入、2分バルブの閉鎖の3点です。

これらの原因により爆発が引き起こされる

それでは正しいポンプダウンの作業工程です。

1.三方弁のサービスポートにゲージマニホールドを接続し、冷媒の静止圧を確認、冷媒の有無、ガス漏れがないかをチェック。

2.液側の2分側・2方弁バルブを全閉にする。

3.冷房運転の開始。ルーバーなど室内機可動部の異常がない事も確認。(※1)

4.コンプレッサーが稼働するとゲージマニホールドの圧力計が下がり始める。圧力計が0Mpa付近になったらガスの回収は完了。

5.ガス側の3分 or 4分側・3方弁バルブを全閉

(注)圧力計が0Mpaを下回る時は過剰運転です!0Mpa付近になった段階でバルブを閉じ回収を終了させてください!

6.冷房運転停止。ルーバーなどの可動部が収納されたのが確認できたらコンセントを抜き、接続配管の取外し、接続口を封印して作業終了(※2)

※1)冬場など気温の低い場合は冷房運転にならない場合は強制冷房運転

※2)バルブキャップの締め付け不良でガスが漏れる可能性があるのでしっかり締め付ける。また、配管取外しの際には配管の中に残ってる油で周りを汚さないようにしてください。

正しい知識を持つ事、安全管理の徹底が大事です。

注意して作業しましょう。

新規エアコン取付・既存エアコン取外し・移設・特殊工事・隠蔽配管などエアコンのことであればなんでもお任せください

Instagramで施工写真など投稿中。チェック・フォローお願いします。

@kindly.home

◆対応可能工事◆
新規エアコン取付・既存エアコン取外し・移設・特殊工事・隠蔽配管

◆エアコン施工対応エリア◆
横浜市全域
川崎市・大和市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・座間市・綾瀬市・相模原市・横須賀市・三浦市・茅ヶ崎市・海老名市・厚木市・平塚市・東京都23区・町田市・八王子市・埼玉県・千葉県も対応可能です。お気軽にお問い合わせください。